坊っちゃん講座 ■第10回 2025年12月20日(土)15時00分~16時30分 【オンライン開催】 「温度センサで守る!建物の安全性を見守るテクノロジー」 東京理科大学では、謎の解明やその応用研究において世界をリードしている研究者が高校生・中学生向けにわかりやすく語る公開講座「東京理科大学 坊っちゃん講座」を2018年9月から開講しています。 講義概要:こちら 建物は私たちの快適な環境を支える大切なものですが、地震や津波などの災害時には、時として人々に危害を加えることもあります。建物が壊れないように設計することが重要ですが、それでも予期せぬ事態が起こることがあります。そこで、建物の安全性を見守るため、完全に壊れる前にその兆しを予測する技術が注目されています。さまざまなセンサーを活用したモニタリング技術の開発が進められており、その一つが温度センサーを使ったモニタリングです。この講座では、温度センサーを利用したユニークなモニタリング方法を紹介し、その魅力と課題について考えていきます。 崎山 夏彦 東京理科大学 工学部 建築学科 助教 ※本学 工学部 建築学科 卒業生、理窓博士会 第18回学術奨励賞 受賞者 申込締切:2025年12月19日(金)午前9時 ※本講座はオンラインで実施いたします。 ※MAP上には「東京理科大学」が表示されておりますが、実際に会場として使用されるわけではございません。 あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。 お申込みフォーム https://www.tus.ac.jp/mse/20250314/
東京の中心で“歩くイルミネーション”。 Crystal Garden 2025–2026 飯田橋・水道橋のちょうど谷間に佇むホテルメトロポリタン エドモント。 静かな滞在のためのホテルとして知られるこの場所に、冬だけの特別な回廊が現れます。 ■ 水道橋側エントランス シャンパンゴールドの灯りに揺らぎを加え、風とともに動く光が華やぎを生み出します。 一歩踏み入れた瞬間から心がときめく――特別な夜がはじまっていると気づかされるエリアです。 ■ ストリート A シャンパンゴールドとサクラピンクが溶け合う淡い光のベールが、ゆるやかに道を包み込みます。 歩くほどに色がほどけ、ふわりと寄り添うように変化するその灯りは、まるで冬の空気が抱きかかえてくれるよう。 肩を並べて歩くふたりの影が、静かに重なる。その一歩ごとが、思い出を染めていく散歩道です。 ■ ストリート B コーンを点滅ライトで包み込み、光が揺らめくような演出のイルミネーション。 ふたりで立ち止まると、光の粒が胸の奥まで届くような、ただその揺らぎに身を委ねていたくなるような。 ■ ストリート C ふわりと浮かぶヴィンテージ球の灯りの下、ジェルライトが風の呼吸に合わせて光を揺らすストリート C。 光が触れ合うたびに、歩幅が自然と近づき、言葉よりも大切な気持ちが伝わる夜へと導いてくれます。
【体験型展示】あの職員室 東京・飯田橋で、2025年11月15日から期間限定で公開されている体験型展示「あの職員室」が話題を呼んでいる。舞台となるのは、15年前に閉校したある中学校の職員室。来場者は、普段は生徒が立ち入ることのできなかった空間に足を踏み入れ、教師たちの仕事場を“当時の空気ごと”味わうことができる。 室内には、教員の机や資料だけでなく、生徒が提出したプリント、学校行事の装飾、備品や雑務が残された棚など、閉校直前の状態を再現した。掲示物の貼り方や書類の山、生活の痕跡が残る机の引き出し。そこには「学校」という組織の動脈のように、教育の現場で日々積み重ねられた時間が凝縮されている。 一般的に、職員室は生徒にとって“扉の向こう側”の存在だった。必要があれば訪れる場所でありながら、日常的に入ることは許されない。展示では、その境界をなくし、かつての学校生活が動いていた中心部を、来場者自身の視点で歩き回ることができる。机上に残るメモを眺め、掲示板の行事予定に目を留めると、当時の記憶を持つ人々は時間が巻き戻るような感覚を得るかもしれない。逆に初めてその空間を目にする人にとっては、学校という組織が抱えていた舞台裏の存在に驚きを覚えるだろう。 本企画を手掛けたのは、2024年夏に実施された体験イベント「あの夏休み自販機」を制作したチームだ。前作は、誰もが心当たりのある記憶を刺激する仕掛けによって口コミが拡大し、体験者によるSNS投稿の動画再生は累計3400万回超。参加希望者が1万組以上キャンセル待ちとなるなど、大規模な反響を生んだ。今回の展示でもその流れは継続しており、当初11月30日までとしていた会期は、好評を受け12月7日まで延長された。 ノスタルジーを直接語るのではなく、来場者自身に発掘させる——。配置された資料や私物のひとつひとつが、物語の断片として存在している。「あの職員室」は、学校という巨大な日常の中心に潜む“記憶の層”を体験する展示だと言えるだろう。 ※展示の内容はフィクションです。実在の学校・人物・出来事とは関係ございません。