
| 日も落ちた頃、赤城神社の脇の坂道をてくてく下ってくと、街灯もまばらな静かな住宅街につきあたる。すると、パッと明るいとネオン看板が目に飛び込んで来る。その看板の雰囲気とお店の佇まいがあまりにイタリアっぽくて、一瞬にしてイタリアにトリップしたような錯覚に陥ってしまう。そう、そこは南イタリア プーリア州の郷土料理店「ラ・タルタルギーナ」である。 |


| ラビオリはラビオリでも…!? プーリア州で修行した経験を持つオーナーシェフの濱崎さんが、イタリア好きなお客様のために選んでくれた一皿は「ラビオーロ ディ マイアーレ」。ラビオリというとパスタを想像してしまうが、これはラビオリに見立てたメインの肉料理で、ペコリーノチーズ、モッツアレラと香草をオリーブの飼料で育った “オリビエポーク”で丸っこく包み、トマトで軽く煮込んだ料理である。 |
| プーリアで出会った味をもとに この料理の生い立ちを熱く語ってくれた濱崎シェフ。それは先日、イタリアへ訪れた時のことだ。北プーリアの山の中、でこぼこの道なき道をずっと登っていくと、突然、要塞のような建物が現れる。その建物こそが目的地であるリストランテで、イタリア人のシェフ仲間らから「プーリア料理をやっているなら一度は絶対訪れるべきだ」と言われていた店だ。超マニアックなイタリア人シェフが営んでいて、野菜はもちろんハムやらチーズやら、ほとんどの食材を自給自足しているという。そこでのシェフとの交流や食べた料理が忘れられなくて、それをヒントに作られたものだそう。 |

| ワインだけでなく、貴重なグラッパも 温暖な気候のプーリアの赤ワインと言えば濃縮感のある力強いものが多いが、武井マネージャーが選んでくれたものは、ボトルの形が印象的なエレガント味わいの「マスカ・デル・タッコ ススマニエッロ」。ススマニエッロという品種はサンジョベーゼの遠戚にあたり、一時期は絶滅の危機にあった栽培困難な品種である。 ラビオーロ ディ マイアーレの軽やかな中にも美味しさのつまった味わいに、このワインが持つ透明感のある優美な果実味が料理にそっと寄り添ってくれる。 ラ・タルタルギーナでは、なんとこの生産者の造るグラッパも楽しむことができる。日本ではもちろん現地でも入手困難なものだとか。そう聞いたら、イタリア好きとしては食後にこのグラッパを飲まずにはいられない。 |

| ホスピタリティーがうれしい 今回は、濱崎シェフがプーリアのアンティークショップで見つけたという100年前のお皿に料理が盛られて出て来た。100年という月日がつくりだした飴色のやさしい艶が料理を更に美味しくしてくれる。この貴重なお皿で料理がサーブされることもあるそうなので、もしこのお皿に出会えたあなたはとってもラッキー。 神楽坂では未就学児NGなお店も多いが、ラ・タルタルギーナはいつでも大歓迎。テラス席ではワンコ連れもOKとのことなので嬉しい心遣いだ。 |


| 【DATA】 住所:新宿区赤城下町33-24 TEL︎:03-6265-3146 営業時間:火〜金11:30-14:30/17:30-24:00 土12:00-15:30/17:30-24:00 日・祝12:00-15:30/17:30-22:30 定休日:月 |
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